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最上のくらし舎について

「最上のくらし」をつなぎ、はぐくみ、つたえていく

山形県の北東部に位置する「新庄・最上(もがみ)地域」は、四方を奥羽山脈や出羽山地などの山々に囲まれた、雄大な自然環境の中にあります。日本有数の豪雪地帯としても知られていますが、この地域では厳しい環境で生活していくため、知恵を出し合い工夫を凝らして自然と共に暮らしてきました。皆で協同し、身の回りのものを自らの手で作る文化は、260年以上続く「新庄まつり」にも通じており、今も人から人へと受け継がれています。私たちは、欲しい未来を自分たちの手でつくってきた、ここでの暮らしを『最上(さいじょう)の暮らし』だと考えています。
一方で、経済の発展や都市の近代化により、地域内の関係性は希薄になっていきました。また、現在では人口減少や暮らし方の変化により、先人たちが残した数多くの知恵や知識、伝統工芸や建築物なども失われつつあります。
私たちは、地域の文化や資源と人々とをつなぎ、共に新しい文化をはぐくみ、最上地域内外に『最上のくらし』の魅力をつたえていきます。

「空き家活用」を軸にした、地域の「担い手づくり」と「情報発信」

以上の考え方のもと、地域の人的・空間的資源を活かした、三つの事業を展開していきます。

1.空き家活用

空き家(空き店舗・空き地を含む)を新しい出来事が生まれる可能性と捉え、地域の人と一緒に活用を進めていきます。現在は、昔ながらの商店がならぶ「万場町」というエリアにある空き家を、地域内外の人が交流できる喫茶+イベントスペースとして活用しています。今後は、街全体を宿と捉えた宿泊事業、地域の文化体験やツーリズム事業との連携も検討しており、地域の魅力を丸ごと体験できる拠点づくりを展開します。

2.担い手づくり

空き家を活用した事業化のプロセスを地域の方々と共有することで、同様の動きが街に広がっていくことを目指します。2017年の春から続けてきた空き家勉強会やまち歩きツアー、空き家の改修に合わせたワークショップを継続するとともに、様々な専門家を招いた交流会や企業相談会などを行い、地域の未来を考えていきます。

3.情報発信

上記の活動や、地域の暮らしに関する情報を一元的に発信し、新規創業や移住・定住促進を図ります。 また、活動拠点のある商店街や新庄・最上地域の魅力を地元の視点で発信することで、固有の文化を伝えていきます。

法人概要

地域資源を活かした、まちの魅力向上と総合的な地域課題の解決を目的とし、遊休資産を活用した場づくりや生業づくりに加え、活動を通した人材育成や情報発信を一体的に推進することで、持続可能なまちづくりプラットフォームを構築する。また、活動を点から面へと展開することで、エリア価値の向上を目指す。

(1)空き家・空き店舗・空き地活用事業
(2)不動産・シェアスペース事業
(3)飲食・物販・宿泊・観光事業
(4)人材育成・紹介・創業支援事業
(5)情報発信媒体の企画・制作・運営・広告事業
(6)建築・都市に関する調査・設計・制作・コンサルティング事業
(7)まちづくりに関するイベント・ワークショップの企画・運営事業
(8)伝統・文化の継承・発展に関する事業
(9)行政・企業等の委託による運営・管理事業

社名
一般社団法人最上のくらし舎
設立
2018年9月1日
所在地
996-0028 山形県新庄市万場町5-16 (万場町のくらし内)
電話
0233-29-7230
FAX
0233-29-7231

代表理事

吉野優美

ソーシャルデザイン・プランナー。1988年東京都日野市生まれ。山形県新庄市在住。文化女子大学 現代文科学部卒業。制作会社に入社。その後フリーでスタイリング・企画・制作・運営担当。新庄-東京を行き来しながら、ソーシャルデザイナーとして様々なプロジェクトに携わる。

加藤優一

建築家、公共R不動産/OpenA、銭湯ぐらし主宰。1987年山形県新庄市生まれ。東北大学博士課程単位取得退学。2011年より復興事業を支援しながら、自治体組織と計画プロセスの研究に従事する。2015年より現職にて、建築の設計企画、まちづくり、公共空間の活用、編集・執筆等に携わる。著書に『CREATIVE LOCAL/エリアリノベーション海外編』ほか。

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